習近平の一帯一路のこと、など

平成29年12月21日(木)

十二月も二十日を過ぎた年末にあたり、
各ポイントを、思いつくまま箇条書的に記しておきたい。

(一)中共習近平の「一帯一路」は侵略戦略

これを、「経済圏構想」と思ってはならない。
これは、「侵略戦略」である。

我が国は、海洋国家であるから、
「経済圏」というと、
素直に、というか、警戒感なしに、
「経済協力関係」つまり「共栄圏」と受け取りがちだ。
しかし、
我が国の西の大陸にある陸でつながる支那そしてロシアの
「経済圏構想」は、
「侵略戦略」なのだ。

十九世紀から二十世紀にかけての我が国の最大の国難
即ち、ロシアの満州朝鮮半島進出は、
シベリアから、
東のウラジオストク、南の旅順大連、そして朝鮮半島への鉄道敷設と
その鉄道敷設のための露清銀行設立によって行われた。
ロシアは、
日清戦争直後の対日露清連合である三国干渉の翌年(一八九六年)、
清国の李鴻章との間で対日攻守同盟である露清密約を結び、
満州におけるロシアの鉄道敷設権と銀行設立権を獲得した。
そして、それをロシアに与えた李鴻章は、
ロシアから莫大なカネ、つまり賄賂を得た。
つまり、ロシアは巨額の賄賂を李鴻章に渡して満州を買い取り呑み込んだのだ。
これ、ロシアの「鉄道と銀行による侵略」である。

そして、現在の「鉄道と銀行による侵略」が、
中共の、巨額のカネを見せびらかして
ユーラシア大陸におけるインフラ整備、投資、貿易、金融そして人的交流を謳った
習近平の「一帯一路」である。
ある国に、巨額のカネを貸し付けると同時に、
毛沢東人海戦術のように大量の人を投入して、
道路、鉄道、港湾、ダムそして人の欲望を満たす施設を建設すればどうなる。
ロシアが李鴻章にカネを渡して、
鉄道敷設と銀行で満州を手に入れたのと同じではないか。
共存共栄どころか、そこは支那になる。

(二)そこで、最大の要注意点! 
   それは、現在侵略されている日本だ!

中共人が、北海道から沖縄まで我が国の土地を買収している。
韓国人が、対馬の土地を買い占め、中共人も対馬買収に手を付け始めた。
さらに、最近は、中共人が、
京都の祇園や宮川町や上七軒という花街の置屋を買収しているという情報が入っている。
こともあろうに、
千年の都、
天皇陛下のお膝元、
京都の中枢、花街の置屋中共に買収されている。
祇園祇園でなくなり上七軒上七軒でなくなるとうことは
日本の歴史と伝統と文化の破壊ではないか。
三島由紀夫が聞けば、刀をもって駆けつけるかもしれない。
日本男子たるもの、
黙っていてはだめだ。

この中共人による「日本買収」は、
習近平の「一帯一路」という侵略戦略の
「日本における実践」だとみるべきだ。
いずれ、買収されたところに、
イナゴの群れのような中共人の群れが送り込まれてくる。
祇園が中華街になるということは、
日本が中華の植民地になるということの象徴だ。
よって、まことに憂慮すべきことである。
外国人土地買収制限および土地強制収用特別措置法
を早急に作るべきである。

(三)プーチン北方領土日露共同経済開発は北方領土侵略構想

支那習近平
「一帯一路」の侵略構想があれば、
ロシアのプーチンには、
日露共同での北方領土開発構想、
さらにシベリア開発構想がある。

もういい加減に、
ロシアのプーチンへの幻想を捨てたらどうか。
ウラジーミル、と呼んで仲良くなったと思ってはならない。
日露首脳間の「個人的な信頼による親密な関係」など、
プーチンは屁とも思っていない。
ソビエトKGBにおける出世頭のプーチンは、
ロシアつまりタタールである。
ソビエトロシアに、昭和二十年から三十一年まで十一年間抑留され、
ロシアを知り尽くして生還し、北海道大学教授になった内村剛介は、
次のように言う(同氏著「ロシア無頼」)。
  無理難題に処してたじろがず、 
  手段を選ばない者が共産主義のエリートコースに乗る。
  そして、このオルガナイザーは、何もののまえでもたじろがないから、
  当然親友を「裏切る」ことを屁とも思わない。
これが、ウラジーミル・ウラジーミロビッチ・プーチンである。

(四)支那とロシアを如何にみるか

支那とロシアは、
ユーラシアという同じビンに入った二匹のサソリだ。

仲が悪いに決まっている。
しかし、この二国は、
海洋の、対日本そして対アメリカの為には手を結ぶ。

ロシア人は、約束は破るためにするものだと思っている。
支那人は、そもそも約束は守るものだとは思っていない。
この二匹のサソリが、
ユーラシアという同じビンの中に入っている。

・露清密約を知らずに、
清国がロシアに売り渡した満州から
日露戦争で大量の血を流してロシアを追い払って清国に返してやった日本。

・そして、それを当然の如く受け取っておいて、
ロシアを侵略国と言わずに日本を侵略国と朝から晩まで非難し続ける中共

・日ソ中立条約を破って突如満州北方領土になだれ込んで、
七十万の日本人を抑留して重労働をさせて数万人を殺し、
今も北方領土に居座るロシア。

日中友好を掲げて日本に接近し、
膨大な援助金を日本からせしめて軍備を増強して
台湾とフィリピンとベトナムと我が国の固有の領土を奪おうとしている中共

・そして、東京やウラジオストック
「晋三、ウラジーミル」と親しげに呼び合っているプーチンは、
この中共南シナ海で合同軍事演習をし
ロシア空軍機は一日に一回の割で我が国領空に接近してくる。

・ここに、朝鮮・韓国を加えれば、

我が国の海を隔てて西に広がる国家群は、
恩を仇で返す国々であり、
火事場泥棒の国々である。
つまり、彼らと交際し交渉する為には、
彼らとの信頼関係を構築しよう指向しても無駄で、
彼らが一目置く力を保持しようとするべきである。

以上のことを忘れて、
支那外交、対ロシア外交、対朝鮮外交を続けてはならない。
その外交の背後に
軍事力が必要であることを肝に銘ずるべきだ。
結局、習近平プーチンも、力の信奉者であり、
彼らを動かすのは、
我が国の軍事力、また、軍事力を背景にした圧力である。

但し、個人的なことを付け加えるが、
小生は、ドストエフスキーの「罪と罰」に出てくる
娼婦のソーニャや
トルストイの「戦争と平和」に出てくる
少女のナターシャやプラトンカタラーエフのような農夫が好きである。
結局、ロシアや中共ノーメンクラツーラは、
世界中で一番悪質で一番要注意である。

かつて、トロッキーヒゲをはやした勝田吉太郎教授は、授業中に、
  嗚呼、僕は、あの娼婦のソーニャのような女性に会いたいんだなあ、
と言った。
勝田教授の授業で、
このことしか覚えていない。
何故なら、同意見だったからだ。

(五)核弾道ミサイルについて
   核で亡くなった人々の声を聞け

結論、我が国も核弾道ミサイルを保持すべきである。

核については、
先日、ICANという世界から核廃絶を目指す為に
国際キャンペーンを展開する民間組織がノーベル平和賞を受けて、
核廃絶の報道ばかりが為され、
我が国が「核禁止条約」に反対であることを非難する論調のみが報道されたので、
まず上記結論を記した次第である。

現実に核兵器があり、
弾道ミサイルを実戦で使うために核弾道ミサイルを開発し続けている
独裁国家北朝鮮がある。
我が国の北と東と西と南には、核保有国が並んでいる。
即ち、ロシア、アメリカ、北朝鮮中共である。
これらの国は保有する核を決して廃絶しない。

では、この事実を前提にして、
この現実にある核を如何に抑止するのか。
つまり、如何にして使わせないようにするのか。
例えば、
現在の北朝鮮の独裁者に、かつてのソビエトの独裁者に、
如何にしてその核を使うことを断念させるのか、断念させてきたのか。
その成功の実例は、
一九七七年のNATOの「二重の決断」しかない。
即ち、ソ連の核弾道ミサイルSS20を抑止する為に
NATOも核弾道ミサイルパーシングⅡを実戦配備して、
相互確証破壊の体制を構築し、
その上で、強力な軍縮圧力をかけて、
ソビエトにSS20を撤去させた。

この実例は、
核を抑止するのは核であることを教えた。
しかし、これは、何も、核に限らない。
銃を持つ強盗に銃を捨てて手を上げさせるのは銃である。
銃を撃てば銃で殺させるから強盗は銃を捨てたのだ。
この意味では核も銃と同じで、既に通常兵器だ。

よって、我が国も、
北と東と南の核に対して、
相互確証破壊の体制を構築して抑止する為に
弾道ミサイルを保持すべきである。

ICANノーベル賞受賞報道に、
カナダ在住のサロー・節子という被爆者の女性が
流暢な英語で核の悲惨さを語り核廃絶を訴えていた。
しかし、生き残っている人で、
二度と再び自分たちのような被爆者を生まない為に、
核をもつべきだと言う人は、
このような核廃絶の集会で発言する機会は与えられない。
従って、報道されない。
同様に、広島と長崎におとされた核爆弾で
一瞬のうちに、また、苦しんで死んでいった、
数十万の人々は、何を言いたいのだろうか。
私は、思う。
原爆で亡くなっていった人々の中に、
二度と再び核の被害によって、
自分たちのように亡くなる人々を出さないためには、
核を抑止しなければならない。
その核を抑止する力を持つのが核ならば、
祖国日本よ、核を保持せよ!
と言っている人々がいる、と。

原爆投下の際、
呉に駐屯していた陸軍兵士だった江戸屋猫八さんは、
直ちに被災者救援のために広島に入った。
その時、動けなくなって沿道に横たわり、また、座り込んでいた被爆者達は、
猫八さんら兵士に、口々に、
「兵隊さん、仇をとってください」
と言った。
後年、猫八さんが、この話をテレビでしたとき、
「兵隊さん、仇をとってください、という声が未だに耳に残っている」と言っていた。

(六)サンフランシスコの慰安婦像と大阪市の措置

結論から言えば、
大阪市姉妹都市解消の措置は、
中共を喜ばせている。
アホか、
中共が喜ぶことをするな。

日清戦争の前から、
朝鮮を使って反日の流れをつくるのは支那の常套手段である。
そして、現在、
中共北朝鮮を使って日本とアメリカの離反を計ってきた。
北朝鮮の核開発は、
アメリカは核の傘を日本に広げられないということを
日本国民に知らせるからだ。
それで、韓国に反日親北朝鮮政権が誕生した。
こんどは、韓国を使えるようになった。
そこで、サンフランシスコ(に限らずアメリカ)で、
在住の韓国人を誘って慰安婦像を建てさせれば、
日本と韓国のみならず、
日本とアメリカの関係にもヒビを入れられて一石二鳥となる。
この中共というか支那人の伝統的な手法に、
大阪の兄ちゃんが、のせられたということだ。

では、どうすればいいのか。
ほっとけばいい。
そして、
アメリカ人と共に、慰安婦像を眺めて、
韓国人は、アホやなあ、これは韓国人特有のウソだ、
と話せばいい。
アメリカ人もうなずくはずだ。

ほっとけない人はどうするのか。
せっせと、韓国人をけしかけて、
本国では五百羅漢みたいに膨大な数、
全米では五百体から七百体くらいの従軍慰安婦像を建てさせることだ。
そうすれば、さすがのアメリカ人も、
韓国人のウソと誇張と馬鹿さ加減に辟易するはずだ。
何しろ、アメリカの売春婦で一番人数が多いのは、
韓国人売春婦だからである。
アメリカ軍の駐屯地の周りには、
韓国人売春婦の慰安所(コリアンバー)が立ち並んでいるんだから。
現実に生きて活動中の韓国人売春婦がうようよいるのに、
七十四年前の従軍慰安婦像がにょきにょき建っているのは異様だ。

同時に、
我が国政府と海外に出る日本国民全員は、
あの像はウソだ、と機会がある度に
その設置されている国の人々に伝えるべきである。

(七)相撲協会のこと

肝心要は、我が国の相撲という神事の伝統維持だ。
暴力は駄目だ、というだけでは駄目だ。
どつかなければ、分からん者もいることは確かだ。

親方は、竹刀か木刀を持って稽古を観ている。
この風景、当たり前だったのではないか。
相撲という神事の伝統の継承、立ち居振る舞いの躾け、とはこういうものだと、
稽古の場でも示していた。
とはいえ、
いつまでも何をしているのか相撲協会は。
その幹部には認証官となった検事長が名を連ねているわりには、
日本の伝統を叱咤激励して維持し守るという気迫がない。

事件の具体的なことが、
被害者の聴取の遅れとか、
貴乃花の行動とか沈黙とか取材拒否で分からないので、
これ以上言えないのが不愉快だ。

 

 

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