国会議員どもとマスコミと志村けんさんの死。

 

本日の夜、
我が国の政界の議論とマスコミの論調を観ていて、
日々、感じる違和感が激しくなったので、
記しておく。

そもそも、
安倍内閣総理大臣が発出した緊急事態宣言とは何か!?
国家と国民が総力を挙げて、
武漢ウイルスによる惨害を防ぐ為の宣言だ。
ことは、
目に見えないウイルスの侵入と感染を防ぐためだ。
従って、人と人の接触を八十%減らす!
そうしなければ、
四十万人以上の国民がウイルスに殺される。
これを防ぐ為に耐えてくれ!
という宣言だ。
だから、
飲食店の客が減る、観光客が減る、店の収入が減る。
しかし、それに耐えてくれ!
これは、
国民に苦難を強いる宣言であるが、
これによって、
数十万人の国民の命を救うんだ。
こういう宣言ではなかったのか。

しかるに、毎日、何をヤっとるんじゃ。
収入が減少した所帯に、一律三十万円を支給するらしいと思いきや、
今日は、もっともらしい顔をした公明党党首が総理に、
国民一人当たり十万円、総計十二兆円の支給を要求し、
総理は「方向性をもって検討する」だと。
すると野党は、マスコミに答えて、
そういうことはとっくの昔に政府に要求しとったと答えている。
国会に群れる、お前ら、
貴君等こそいち早く休業しろ。
そして、
マスコミは、連日、客が来なくなった店の亭主が、
あたかも被害者のように窮状を訴える映像を流し、
渋谷の交差点に人影が途絶えた映像を流す。

しかし、今、国会で議論している前提にある状況、
マスコミが連日報道する日本の各地の状況、
これは、
国民が、緊急事態宣言に呼応して
人との接触八割減を実践しようとしている証左ではないか。

従って、安倍総理にして頂きたいことが二つある。
その一、
緊急事態宣言発出から十日が経たんとしている今、
街頭をうろうろせず、
飲み屋街をうろうろして女と遊ばず、
人との接触を極力減らしている国民に敬意を表し感謝する。
しかし、まだ、油断は出来ない。
どうか、さらに、数十万の国民の命を救うために、
一層の身を切るような努力をお願いする、
との談話を発してくれ。
その二、
嫁はんをなんとかしてくれ。
まず経営している飲食店をやめさせろ、
街の飲食店の客を減らして嫁の飲食店は客を入れているなど許せんぞ。
それから、
亭主が、国民に八十%の接触削減を要請しているんだから、
まず、あの嫁を家から出すな。

最後に、NHK
アホか!
先ほど、繰り返し、外国人観光客が、前年比93%減少と、
さも衝撃的なことのように報道していたな。
何故、これが素晴らしい明るいことだと報道しないのだ。
中国からの観光客が減って安心したと報道せよ。
緊急事態宣言を発出してウイルス禍撲滅に向かう我が国にとって
素晴らしい結果だと、何故報道しない。
中国人の群れが消えて、街は清々したと、何故報道しない。

最後に、国会の議員どもとマスコミに言う。
一時金何円を国民に分配せよとか議論する前に、
客が来なくなった商店主の映像ばかり報道する前に、
病院の医師と看護師の物言わぬ無私の勇戦奮闘と、
武漢ウイルスによって亡くなってゆく犠牲者の最後の様子を知れ。

志村けんさんについて、書いておきたい。
志村けんさんの、
三月二十九日の武漢ウイルス感染による肺炎のための死は、
この度の
武漢ウイルス撲滅戦」
において、
全国民が、一致団結して撲滅に立ち向かう転換点となった。
それまでは、
プリンセス・ダイヤモンド号に乗っていた人はともかく、
日常の生活をいつも通り続けている国民にとって、
武漢ウイルスも、その被害も目に見えず、
別世界の出来事のようであったが、
志村けんさんの死によって、
その脅威が、各家庭の現実となった。
従って、
後に発出される安倍総理の「緊急事態宣言」が実効性を得て、
連日、マスコミが報道しているように、
都会の繁華街の人出が劇的に減少するという成果を挙げ始めているのだ。

志村けんさんの死に対し、
直ちに、台湾の蔡英文総統が、
日本語で、追悼の誠を捧げてくれた。
安倍総理も、追悼と感謝の誠を表明しても遅くはない。

志村けんさんが亡くなってから、
その人柄や日常の姿が報道されて知ったことは、
彼はすさまじいばかりの勉強家で、
あらゆるコメディアンの演技の映像が家にあり、
日常、それを見て研究していたという。
それを知ってから、古い志村さんの映像を見ると、
「あ、あれはチャップリンだ」
と思った場面があった。
懐かしい、
もっと志村さんの番組を見ておればよかった。

私が、大笑いした志村さんのギャグは「アイーン」だ。
丁度その時、我が国では、
絵に描いたような血統書付きのバカが総理大臣をしていた。
「アホかアイツ」と思って家に帰って見たテレビの画面で、
志村さんが、
顔に白粉を塗ったバカ殿になって
「アイーン」をしていたのだ。
ワッハッハー、この「アイーン」は、あいつだー!
と大笑いした。
国民には、
時の総理大臣と「アイーン」のバカ殿が不可分一体に見えた。
これも、
「悪夢」の民主党政権消滅に向かう切っ掛けだった。
従って、安倍総理の復帰の切っ掛けに、
志村さんの「アイーン」があるんだから、
安倍総理
笑いの中で密かに確実に時勢を変えた
志村さんの偉大さと日本国への貢献を忘れたらいかん。

人間として達人の域に達していた
志村けんさんのご冥福を祈ります。