安倍総理、祝国難突破の実践期突入!

平成29年10月23日(月)

北朝鮮の核ミサイルの脅威に直面して、
九月二十五日、衆議院を解散する決断を表明するに当たり、
安倍総理は、

この国難とも呼ぶべき問題を、
私は全身全霊を傾けて突破してゆく、

と言い切った。

そして、十月二十二日、
国民は安倍総理の基盤である与党を圧勝せしめた。
これは、安倍総理が、
全身全霊を傾けて国難を突破する歴史的使命を与えられたということである。
つまり、我が国は、この総選挙を経ることによって、
国難突破の実践期に入ったのだ。

よって、この度の総選挙で鮮明になった我が国の状況を踏まえ、
国難突破の為の実践とは、
具体的に何をすることかを簡潔明瞭に述べる。
これを述べるに当たり、
前時代的な用語を使っていると思われる方がいると思うが、
それは致し方ないことだとご承知いただきたい。
何故なら、我が国の内部で今進行しているのは、
共産主義者の古典的な国家解体戦略であるからだ。
つまり、我が国を襲う国難とは、
外国からの国難(外なる国難)と
国内にある国難(内なる国難)である。
外なる国難は、安倍総理が掲げた北朝鮮の脅威だ。
問題は、その脅威に立ち向かう土台である我が国の内なる国難である。

なるほど、
与党は衆議院議員総数の三分の二にあたる三百十議席を超える大勝をした。
しかし、投票総数を大幅に増やして大勝したのではない。
この反対に、一夜造りの立憲民主党が得票を大幅に増やして
議員総数を三倍以上にしている。
これは、この度の総選挙も、一歩間違えば、前の民主党政権誕生の際の
反自民連合の大躍進という現象を生み出しかねなかったということである。
つまり、制御不能の空前の小池百合子ブームが収まらず、
希望の党民進党が完全にまるごと合体し、
さらに反自民を共通のスローガンにして共産党が加わった全野党共闘が成立しておれば、
自民公明政権の崩壊もあり得たのだ。
しかし、小池百合子氏が民進党との完全合体を拒否して「選別」することによって、
民進党が、選ばれた者と排除された者に分裂し、
同時に、小池氏の振る舞いと発言が鼻についたのか、小池ブームが急速に冷却して希望の党が敗北し、
ただ小池氏に排除された立憲民主党の大躍進という小現象が生まれただけで終わった。
このことが、小池氏の意図しない最大の功績である。
しかし、われわれは、
この小池氏に拒否された反日左翼の立憲民主党が、
公示前勢力の議員十五人から一挙に五十名に増えたことに危機感を懐かねばならない。
これを見くびってはならない。
何故なら、これこそ、コミンテルンの戦略の結果であるからだ。

コミンテルン、正式名称、共産主義インターナショナル
第七回大会(1935年7月~8月)の決議は、
ファシズム反戦平和思想を掲げた「統一戦線」・「人民戦線」の徹底展開である。
その目的は、
ファシズム反戦平和を掲げることによって、
共産主義者と気付かれることなく大衆を傘下に呼び込み、
さらにブルジョア機関に潜入して内部からそれを崩壊させ、
社会の無秩序と混乱をもたらして、
その無秩序と混乱の中からプロレタリア革命を達成することである。

この度の総選挙において、立憲民主党共産党と合体(合作)し、
反安倍・反戦平和を掲げて大衆を傘下に呼び込んで躍進したのだ。
共産党は気付かれることなく立憲民主党を支援して躍進の起点をつくった。
これは、コミンテルンの古典的戦略の
この度の総選挙における実践であり成功例である。
また、この反ファシズム反戦平和を掲げる統一戦線戦略は
現在の我が国の社会に広範囲に根強い影響を及ぼしており
それが立憲民主躍進に鮮明に現れたと把握すべきである。
それは自虐史観の定着、教育の偏向、反原発運動、マスコミの偏向などをもたらし、
憲法改正反対、安保法制廃止、共同謀議法廃止、反原発運動、反靖国神社などの政治運動になっている。
これらは皆、立憲民主党の面々の主張そのものである。
さらに言う。
コミンテルンは昭和十年に、日本を共産化する為に、
日本の神聖な権威である天皇の廃止を目的に定めた。
そして、立憲民主党は、このコミンテルンの方針通り、
天皇の存在を忌み嫌う者の政党である。
つまり、
立憲民主党が躍進したということは、
我が国の内部で、
「身分を隠してブルジョア組織のなかに潜入し内部から崩壊させる」
というコミンテルンの戦略が進行している証明なのだ。
その潜入組織は、教育機関、文部省、学会、マスコミそして政界である。
即ち、コミンテルン戦略の我が国内における成果の蓄積、
これこそが、我が「内なる国難」の正体である。
よって、安倍総理が、
総理として靖国神社に参拝できないことは
「内なる国難」の成果である。
この「成果」をぶっ潰さねばならない。
仮に、アメリカ大統領が、アーリントン墓地に参拝できないならば、
これは即ち、アメリカという歴史的精神的共同体解体の重大な危機であろう。
同様に、我が国における総理大臣の靖国不参拝は
我が国の危機(国難)そのものではないか。

この内なる危機(国難)の正体を見抜けずして、
総選挙に勝ったと浮かれては為らぬ!

そこで、安倍総理に申し上げたい。
国難を「全身全霊を傾け突破してゆく」その象徴的第一歩として、
総選挙後に受ける首班指名と新しい与党体制誕生と同時に、
国難突破の歴史的使命を与えられた総理大臣として、
かつて国難に当たって国家のために命を投げ出した英霊を祀る
靖国神社に昇殿参拝されよ。
そして、
靖国神社参拝によって、
内なる国難の呪縛から解き放たれた上で、
歴史的使命を受けた総理大臣として、
英霊のご加護のもとに外なる国難に正々堂々と立ち向かわれよ。

外なる国難に対処する要諦は、
「平和を望むならば、戦いに備えよ」
である。
これは、二十一日の夕刻、東京の数寄屋橋で語った。
北朝鮮中共の核弾頭ミサイルに対する
相互確証破壊体制」
の早急な確立と迎撃態勢・迎撃能力の増進である。

 

 

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