we will win in its fight  against coronavirus and  we will meet again!

 

イギリスのエリザベス女王が、
イースターに際し国民語りかけた。
we will win in its fight 
against coronavirus
and 
we will meet again!

EUから離脱したイギリスに、このような女王がいることを、
王のいないEUのフランスやドイツやイタリアは再確認し、
スピーチをするエリザベス女王を眺めて
イギリスの独自性を感じたであろう。

この度の武漢ウイルスの来襲は、
地球に於けるグローバリゼイションの流れを止め、
欧州のEUを潰した。
何故なら、
欧州に於いても武漢ウイルスとの戦いの主役はEUではなく、
ドイツやフランスやイタリアの各主権国家
それぞれ国境を封鎖して独自に行っているからだ。

イギリスといえば、
ボリスとファーストネイムで呼ばれる
チャーチル・ファクター」という
チャーチルの評伝を書いた男がいる。
書店でこの本を購入してから、
私は、チャーチルを媒介にして
ボリスという男に親近感を持っていた。
その「チャーチル・ファクター」の最初に、ボリスは、
自分は、一九六四年に生まれ、
チャーチルは、一九六五年に亡くなったので、
彼の人生と自分の人生が
「多少なりとも重なっていたことを誇りに思う」
と書いている。
彼は、またその評伝の前書きに、
チャーチル
「愉快で、不遜で、時代背景を考慮したとしても、政治的に不適切な差別的見解をもっていたこと」を示す次の逸話を紹介している。

社会主義者の女性議員、ベッシー・ブラドックが、
チャーチル
「あなたは酔っていらっしゃるわね」と言ったとき、
チャーチルは驚くほどの無礼さで
「あなたはぶさいくでいらっしゃいますね」
と言い返したうえに、
こう続けた。
「私の酔いは、朝には覚めるだろうがね」

そう、チャーチルは、戦時下でも
朝は銘柄の決まったシャンパンを飲み、
昼は銘柄の決まったスコッチを飲んでいた。
そして、
歴史と世界を変えた。

ボリスは、
チャーチルの評伝を一九四〇年五月から書き始めている。
それは、ダンケルクに追い詰められたイギリス軍四〇万が、
ドイツ機械化部隊に殲滅されようとする時期だ。
この時、
イギリス政界の主流は、
大もの貴族らを中心にヒトラーとの和解論であった。
しかし、チャーチルは、
閣議で次のように演説して断固戦うと言い切った。
「この長い歴史をもつ私たちの島の歴史が、
遂に途絶えるのなら、
それはわれわれ一人ひとりが、
自らの流す血で喉を詰まらせながら
地に倒れ伏すまで戦ってからのことである。」

そして、チャーチルは、下院で、
議員諸君にも同じことを申し上げると前置きし、
「私が提供できるのは、血と労苦を涙と汗だけだ」
と言った。
さらに、
「我が政府の政策は何かとお尋ねなら、こう答えましょう。
神がわれわれに与え得る力の総てを尽くして、
海と陸と空で戦い抜くことだ、と。
これまで暗闇のなかで思うさま力を蓄え、
人間の犯しうるあらゆる罪の数々を犯してきた
独裁政権に対して、
立ち上がって戦い抜くこと、であると。
これが我が政府の政策であります。
ではその目標は、と問われるなら、一言こう答えましょう。
それは勝利である、と。」

チャーチル・ファクター」の最後に、ボリスは、
自分は、政治家としてチャーチルの靴のヒモを結ぶにも値しないと書いた。

ボリス・ジョンソンは、昨年、
イギリスのとのEUからの離脱を掲げて総選挙を戦い、
勝利してイギリスの総理大臣になった。
そして、この度の武漢ウイルスとの戦いに際し、
チャーチルが言った、
「私が提供できるのは、血と労苦と涙と汗だけだ」
と同じ趣旨を語った。
しかし、彼は武漢ウイルスに感染し入院することになった。
無念だと思う。

以上の通り、
イースターエリザベス女王陛下の
国民へのスピーチに感銘を受け、
チャーチルに思いを馳せ、
イギリス首相のボリス・ジョンソンを思ったのであるが、
その訳は、
現在進行中の
[fight against Coronavirus」
も世界大戦であり、
敵はウイルスであるとともに、
チャーチルの言う
「これまで暗闇の中で思うさま力を蓄え、
人間の犯しうるあらゆる罪の数々を犯してきた独裁政権
に対して立ち上がって戦い抜かねばならないからである。
即ち、
チャーチルにとってはヒトラー率いるナチスドイツ
現在の我等にとっては、
習近平率いる中国共産党が我々が戦い抜かねばならない敵である。

よって、我が国は、
価値観を同じくするトランプ大統領アメリ
そしてボリス・ジョンソン首相のイギリスと連携して戦わねばならない。
決して、米中対立の圏外に立って、
日中友好(独裁者との宥和)が図られると思ってはならない。

今の我が国を含む世界各国が、
自国民を守るために、
武漢ウイルスの感染防止と感染者の治療に専念しているときに、
その「空白」を衝くかのように、
中共は、世界に、マスクを配り医療団を送って対米優位を勝ち取ろうとしていて、
我が国に対しては、
尖閣諸島周辺の我が国領海と接続水域が「中国の海」であるかのように毎日、人民解放軍隷下の中国海警局の公船(軍艦)を航行させ、
昨日は、本年に入り七日目の領海侵犯を行った。
また、
我が領空に接近する中国空軍機への我が空自のスクランブル発進は
本年に入り既に百六十回を越えている。
また、
一昨日の韓国の総選挙では、
反日、脱米、親北、親中」の
南北宥和派の文在寅大統領の与党が圧勝した。
従って、
我が国の西方の情勢は、
日清戦争前夜の如く厳しくなりつつある。
よって、安倍総理は、
武漢ウイルス前と後とでは、
世界情勢が急変していることを認識し、
世界中の多くの人々を殺した
武漢ウイルス発源地の習近平中共主席の
国賓待遇という姿勢を根本的に転換し、
独裁者との宥和を断固排除する
一九四〇年のチャーチルのモードに入らねば、
我が国家と民族を
存亡の淵に追い込むことになると、
思い知らなければならない。